アイテム「ファントムギア」(略称:FG)について
ファントムギアとは、妖科学、魔術、錬金術・・・・さまざまな理論を融合して作られた「量産型簡易妖具」の総称です。
いくつかの種別があり、下記のように分類されます
デバイスギア(略称:DG)
武器や防具などの装備するタイプのギアです
カートリッジギア(略称:CG)
弾丸や御札などの消耗品タイプのギアです。
ビットギア(略称:BG)
しもべや使い魔、造魔といった所有者を支援するタイプのギアです。
通貨「ギアポイント」(略称:GP)
様々な色に輝く結晶体です、一説によれば想いの結晶であると言われています。
妖具に力を与えるのに使われますが、詳細は不明です。
妖怪の間では通貨として使用され、ファントムギアと交換することができます。
セッション毎に報酬として支給され、目安は1セッション(5CP)あたり3GPです。
−−詳細−−
■背景(ルールブック参照p225)
九陰寺グループ。流通や情報企業を中核にした企業体。
表向きの姿はともかく、その裏の顔は一部の妖怪には名を知られている。
この企業グループのオーナーである九陰寺嵐と、その側近たち、彼女直属の特別業務課のメンバーの正体は、妖怪であるのだ。
現在、九陰寺グループは〈ザ・ビースト〉や〈ナイト・フォッグ〉と敵対関係にある。現段階では社会の裏面での暗闘に留まっているも、いつか必ず正面からの激突が引き起こされると予測されている。
その激突に備え戦力の拡充を模索しているのが、特別業務課第四班である。
彼ら第四班によって考案された計画のひとつに、「簡易妖具の開発・生産」というものがあった。当初、予算や時間などの面において凍結されたその計画は、一人の電脳妖怪の接触によって動き始めた。
@(アットマーク)と名乗る電脳妖怪が持つネットワーク上の仮想空間は、主たる凍結理由であった予算や時間の問題をほぼ全て解決できるものであった。
現実と隔絶した時間の流れ、現実と全く同じ環境、元になるデータさえあれば複製も容易なその空間の中で、修正された計画は始動した。
集められた妖科学者や魔術師、錬金術師たちによる共同開発は、確かに量産品とも呼べる数々の妖具を作り出すことに成功した。
仮想空間での開発設計、現実空間での生産を経てテストを行ったそれらは、生産性が高く、その能力も申し分なかった。ただひとつの大きな欠点……整備性の低さというものを除いては。
数度使うだけで不具合を起こし、修理のために同程度使用した別の妖具の部品を使う。そんな代物の生産ラインを作ることはできなかった。
ほとんどの物が改修を余儀なくされる中、一部の妖具は一度限りの消耗品として、その能力を発揮することができた。そこから派生した新たな計画が、妖具を弾薬に見立てた『カートリッジギア』計画である。
■ファントムギア
カートリッジギア計画において生まれた妖具は、正式にカートリッジギアと命名された。
妖科学や魔術、錬金術、仙術など様々な技術による、あるいはそれらのハイブリッドによって生まれたカートリッジギアであるが、消耗品という性質を持つが故の欠点があった。
元となった計画では繰り返し使える物を想定していただけに、より多くの生産ラインを必要とする消耗品には予算が少なすぎ、かつ将来的に採算が取れなくなることが予測されていたのである。
その問題に一筋の希望をもたらしたものが、開発に参加していた一部メンバーが所属するネットワーク……中部地方最大のネットワーク〈Benvenuti〉である。
〈Benvenuti〉へのカートリッジギアの優先提供の代わりに申し出られた大量の資金投資。この資金によって、生産ラインと新規開発予算の確保が決定された。
2007年7月。繰り返し使える装備品の開発計画『デバイスギア』計画と、カートリッジギアも含めた開発・生産・配備計画『ファントムギア』計画が始動したのである。
■ギアポイント
さまざまな大きさや色の結晶体、それぞれ価値が異なる。
何らかの形で想いが結晶化した物との説が有力であり、主に妖怪が消滅する際に余剰クリーチャーポテンシャルが析出することで現世に固定される。
大粒のものはかつて賢者の石と呼ばれた事もある、本当に賢者の石だったのか、単に混同されたのかは不明。
確かに分かっている事は、ギアポイントはファントムギアに「力」を与えるという事である。
妖科学者や錬金術師など、妖具の研究を生業とする者に珍重されることは勿論、それ以外の妖怪の間でも通貨として流通している。
■ネットワーク〈Benvenuti〉の謎
中部地方最大規模を誇る妖怪ネットワーク。ファントムギア計画へ投資した資金はどこからでたのか。何故投資したのかは、外部には漏れていないどころか、ネットワーク内でも知る者は少ない。
一部メンバーの個人資産、巨大ロボット開発計画の資金の流用。戦闘力に劣るメンバーの保護のため、より優れた筋肉増強剤のためなど様々な噂が囁かれているが、真実は定かではない。
一説によると、マスターの敵とも言える存在への脅威によるものだ、とも言われている。
■名称未定
ファントムギア計画によって設立した九陰寺グループ傘下の企業。名古屋市内の一画にある、輸入代理業務を主とする小さな企業……と表向きにはそうなっている。
その裏の顔は、〈Benvenuti〉を始めとする妖怪ネットワークへのファントムギアを始めとする各種商品の販売である。
玉緒美琴という、20代後半の美人社長を筆頭とするそのメンバーのほとんどが妖怪であり、ファントムギアを始め、血液などの依存物質の販売を中心に利益を上げようと日々努力している。
〈Benvenuti〉と提携しており、互いに人材派遣や事件解決への共同参加などを行っている。
■NPC
・@(アットマーク)/性別:?/年齢:?/種族:電子妖怪
九陰寺グループにネットワーク上の仮想空間を提供した電子妖怪。九陰寺グループの協力を得て「ファンタジスタ」というMMORPGを製作した。
妖怪向けの娯楽として、MMORPG「ファンタジスタ」を実際に体験できるサービスを提供している。
九陰寺グループに提供した仮想空間は、最大で現実の100倍の早さの時間で動いている。
・玉緒美琴/性別:女/年齢:20代後半/種族:言霊
名称未定の社長。有能かつクールな美人だが、そそっかしくておっちょこちょい。彼女のうっかりのフォローのため、社員は日々努力している。
■データ
・<玉緒物産> 中規模ネットワーク(10CP)
名古屋市内にある九陰寺グループ参加の企業。〈Benvenuti〉と提携しており、互いに人材派遣や事件解決への共同参加などを行っている。
〈蓬莱堂〉や〈桐島探偵事務所〉など複合ネットワークとしての扱いとする。
・@電脳空間 溜り場(20CP)
@の仮想空間に自由に出入りする許可と、出入り口ひとつを得ることができる。出入り口はネットワークに繋がる回線を指定しなければならない。
隠れ里の支配側住人として扱い、支配判定の目標値は3となる。
・技能講習(5CP)
@の電脳空間を利用した技能講習所。コースに応じた複数の技能を一緒に取る必要がある。